2017.10.20
葛飾区が毎年行っている、区役所、消防署などの公的機関と、区内の病院や小学校などが
連携をして災害に備える総合防災訓練に堀切中央病院も参加を致しました。
平成29年10月15日(日)は朝から生憎の雨でした。
堀切中央病院では100名を超える職員が参加をし、震度6強の首都直下型地震が発生した想定で
病院内での災害対策本部立ち上げ訓練と、トリアージ訓練を実施致しました。
トリアージ訓練は今までもおこなっていましたが、70名近くの多くの傷病者役を準備したのは
今回が初めて。非常に緊迫した空気の中で、医師と看護師が次々に患者をトリアージし、
傷病者をトリアージエリアへ運んで行きます。
防災用紙カルテの作成、次々と運ばれて来る傷病者の管理、他院搬送の手続きなど頭では
分かっていたことが、実際やってみるとスムーズには行かないことが多くあり、これが実際の
災害だったらどれほどの混乱になっていただろう・・・と改めて訓練の大切さを痛感しました。
災害対策本部の立ち上げ訓練では、職員が自分の部署の被害報告をまとめ、災害対策本部へ
報告に来ます。その報告内容をポストイットに記入し、災対本部長が被害の緊急性と重要性を
考慮してホワイトボードに貼っていくという訓練を行いました。
ポストイットに書くのに時間がかかったり、同内容の被害報告が多数の部署から上がってきたりと
こちらも実際訓練してみて気づくことが多々ありました。
半日の訓練が終了する頃には、職員はすでにぐったり・・・。
まだまだ課題も多く、道半ばの防災訓練ではありましたが、一歩一歩着実に、職員全員で
取り組んで行きたいと思いました。
ご協力頂きました葛飾区の職員の皆様、近隣病院の医師や看護師の皆様、そして傷病者役として
ご参加下さいました堀切七丁目町会の皆様、本当にありがとうございました!