2015.09.17
総合防災訓練を実施しました
豪雨による河川の氾濫や噴火など、自然現象による災害が続き世間に衝撃が走っています。
今年も秋のすがすがしい空の下、当院では総合防災訓練を実施しました。
今回は火災発生時に対応する為の『避難誘導・消火訓練班』と、地震や水害による
被害者多数の場面に対応する為の『トリアージ訓練班』との2班に分かれて訓練を実施しました。
9月15日 12：30に震度６強の地震発生、その後病棟4階から出火という想定で訓練スタート。
まずは全員シェイクアウト訓練で自分の身の安全を確保し、その後自分の回りの人、設備などの
安全状況確認、そして災害本部を立ち上げ、安全状況報告訓練。
これまで委員会で打合せを重ねてきたので、各職員とも迅速に行動することが出来ています。
その後、避難誘導・消火訓練班は患者様を避難させる為の担架搬送を、実際に担架に職員を
乗せて階段をおりて体験。階段の旋回や勾配はやはり体験してみて気づく事が多くありました。
その後消火器や消火栓での放水体験や、起震車に乗車しての震度体験など短い時間の中に
出来るだけ実際体験するということに重点を置き、訓練を行いました。
トリアージ班は職員14名が様々な傷病者を演じ、看護師を2チームに分けてトリアージを
行うという訓練を行いました。
当院は葛飾区や東京都が開催しているトリアージ研修にも職員は積極的に参加していますが
実際勤務している病院内で訓練することは、実際災害が起きた時のイメージを描くことが出来、
とても良い経験となりました。
そしてトリアージ訓練をしているその傍らでは災害用テントの設置をしてみました。
大きなテントですが、男性職員3名でなんと5分程度で完成！これで災害が起きても
テント設置はばっちりです。
最後に全職員集合し、院長先生、事務長、副院長から総評を行い、訓練終了となりました。
防災の意識が高まっているとは言え、やはり恐ろしい災害。
当院は葛飾区にある小さな病院ですが、当院で出来る事を考え、これからも取り組んで
行きたいと考えています。
訓練中の様子
